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2012/11/14

ご挨拶(2012年11月14日)


皆様、いつも温かい応援有難うございます。
この度、このギャラリーのコーナーで、定期的に音楽に対する思いや、考え方などを綴っていきたいと思います。
是非これからもHPに遊びにきてください。

 

間と鼻息と歌声

 

 

 

記念すべき一回目は、私の演奏する上での重要な悩みだった事と、そのプライオリティについて辿り着いた答えに関して書いてみます。

 

演奏会やCDを聴いた時に気付いた方も沢山いらっしゃると思いますが、私は演奏している時に気付けば鼻息や、鼻歌のような声を出しながら弾いていたり、曲毎の演奏前の間が長いです。これは、10年以上も自覚のある事です。

 

"鼻息や歌声"については、聴いてくださる方がピアノの音色だけに集中出来ないのではないかという問題点。

"間"については、聴いてくださるお客様が緊張してきてしまう(御指摘頂いた事があります)問題点。

 

 

その他にも含まれる幾つもの問題点を気にして何年も試行錯誤して改善しようとしてきていました。

 

ですが、『いけない!間を作らないように』『ダメ!口を閉じて』など頭において舞台に立つと、必ず演奏が、何とも言いようのない煮え切らないものになってしまうのです。

 

私が、"間"を作るのは、意識的ではなく、何か、その曲を心で、頭で鳴らし、これだと思う音色が降りてくるのを待っているのです。

それがすぐ降りてくる時も、なかなか降りてこない時もありますが、自分が納得してから弾き始めた時は、次から次へと音色が広がり演奏していても楽しく、納得しながら弾けています。

 

そうやって弾き始めた時は、自然と、口から何かを私は発したり、激しい鼻息をしたりしています。そして自分でも分かるくらいに顔の表情も音楽の流れとともにコロコロ変わっていきます。

 

きっとそれが私の演奏の一つでもあるし、それが出てきてる時こそ私が集中して無心でいる瞬間なのでしょう。

鼻歌まじりならうまくいくから歌おうとか、長く間を作ろう!という作戦から入っても、それは全く違います。

私が音楽と邪念無しに向き合えた時、その結果出てくる間や鼻息や唸りなのです。

 

未だに「少しでも何とかしよう」と普段の練習やリハで考えながら訓練もしますが、その上で本番では考えないで演奏しています。

結果、やはり唸っています。

 

音楽においては良い事でもないし、逆に悪い事でも無いのかもしれませんが、

今は「何が一番大切か」を大事にまっすぐ音に向き合っていきたいです。

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